京都のガイド本はそれこそ星の数ほどある。旅行会社が出しているガイド本の類いは京都や奈良については見る気がしない。
コミックエッセイというジャンルになるのだろうか、マンガで、しかも失礼だがお名前を知らない作家さんが書いているな京都関係の本はなかなか惹かれる。京都出身の人だと、特に関東の人から見えているのと違う感覚が伝わってきておもしろい。
最初に見つけたのは『京都タワーで朝風呂を』だ。もう10年くらい前になる。
著者のカツヤマ氏が大阪で働いていた頃、「父が~~しやはって……」と上司に言ったところ、「身内に敬語を使うのはおかしいぞ!」と言われたという。この「~はる」の感覚が京都と大阪では違うというのも言われなければわからない。敬語として使っている意識もあまりないらしい。「おさるさんぎょーさんいはるなぁ」と言ったり、植物にも「キレイに咲かはったなぁ」と言ったりすると言われれば下手に真似できない感覚の違いを感じさせられる。
京都人だが意外と京都のことを知らないとも素直に書いているけれど、調べたり友人に聞いて確認たりしている真面目さが感じられる。今パラパラと読み返して、この本で知った御菓子をけっこう買ったなあと思った。
次に読んだのはグレゴリ青山氏の『京都「トカイナカ」暮らし』である。和歌山の「田舎」にも都会にも住んだことのある氏が、京都の亀岡に住んで感じたあれこれを語っている。京都に住みたいと思った人はけっこういるだろう。しかし、想像するまでもなく京都市内は高い。が、ちょっと離れた亀岡だと駅近くまで車で行って駐車料金が300円、JR京都駅まで30分足らずで410円で行ける。そして自宅では野菜を作ったり裏山でいろんな生き物に出会ったり自然も満喫できて、都会と田舎を楽しめるというわけだ。終わり三分の一はミツバチを飼う話だ。かなり本格的な田舎暮らしのような感じもするが手探りでやっているのでちょっとやってみたい気もしてくる。
市内の書店のことも書いてあって京都ガイドの役割も十分ある。今度京都に行ったら寄りたい古書店もある。
最近読んだのは出版された順番が逆だったが、グレゴリ氏の『しぶちん京都』。こちらのほうがコマ割りが大きくて時々出てくる京都の「いけず」の迫力がある。高校時代のバイトの話がおもしろい。これはなかなか長く住んだことがないと体感できない京都かもしれないが、グレゴリ氏は1966年生まれで26歳まで京都に住んだと奥付にあるので事情は少し変わっているかもしれない。
京都だからこそ外から見る京都と住んでいる人との感覚の違いがおもしろいのだろうと思いながらここまで書いてきたが、これらの本を、京都の人が読むとどんな感想があるのかなとふと思った。京都の人はこういった本は手に取らないんだろうな。
※ コメントは表示されないようになっていますが、書いていただければ私の方には届きます。
『京都タワーで朝風呂を』 カツヤマケイコ著 双葉社
2009年9月6日 第1刷発行 定価:本体1200円+税
『京都「トカイナカ」暮らし』 グレゴリ青山著 集英社インターナショナル
二〇一五年三月三一日 第一刷発行 定価 本体1000円+税
『しぶちん京都』 グレゴリ青山著 メディアファクトリー
2006年9月15日 初版第1刷発行 定価:本体1000円(税別)
コミックエッセイというジャンルになるのだろうか、マンガで、しかも失礼だがお名前を知らない作家さんが書いているな京都関係の本はなかなか惹かれる。京都出身の人だと、特に関東の人から見えているのと違う感覚が伝わってきておもしろい。

最初に見つけたのは『京都タワーで朝風呂を』だ。もう10年くらい前になる。
著者のカツヤマ氏が大阪で働いていた頃、「父が~~しやはって……」と上司に言ったところ、「身内に敬語を使うのはおかしいぞ!」と言われたという。この「~はる」の感覚が京都と大阪では違うというのも言われなければわからない。敬語として使っている意識もあまりないらしい。「おさるさんぎょーさんいはるなぁ」と言ったり、植物にも「キレイに咲かはったなぁ」と言ったりすると言われれば下手に真似できない感覚の違いを感じさせられる。
京都人だが意外と京都のことを知らないとも素直に書いているけれど、調べたり友人に聞いて確認たりしている真面目さが感じられる。今パラパラと読み返して、この本で知った御菓子をけっこう買ったなあと思った。
次に読んだのはグレゴリ青山氏の『京都「トカイナカ」暮らし』である。和歌山の「田舎」にも都会にも住んだことのある氏が、京都の亀岡に住んで感じたあれこれを語っている。京都に住みたいと思った人はけっこういるだろう。しかし、想像するまでもなく京都市内は高い。が、ちょっと離れた亀岡だと駅近くまで車で行って駐車料金が300円、JR京都駅まで30分足らずで410円で行ける。そして自宅では野菜を作ったり裏山でいろんな生き物に出会ったり自然も満喫できて、都会と田舎を楽しめるというわけだ。終わり三分の一はミツバチを飼う話だ。かなり本格的な田舎暮らしのような感じもするが手探りでやっているのでちょっとやってみたい気もしてくる。市内の書店のことも書いてあって京都ガイドの役割も十分ある。今度京都に行ったら寄りたい古書店もある。

最近読んだのは出版された順番が逆だったが、グレゴリ氏の『しぶちん京都』。こちらのほうがコマ割りが大きくて時々出てくる京都の「いけず」の迫力がある。高校時代のバイトの話がおもしろい。これはなかなか長く住んだことがないと体感できない京都かもしれないが、グレゴリ氏は1966年生まれで26歳まで京都に住んだと奥付にあるので事情は少し変わっているかもしれない。
京都だからこそ外から見る京都と住んでいる人との感覚の違いがおもしろいのだろうと思いながらここまで書いてきたが、これらの本を、京都の人が読むとどんな感想があるのかなとふと思った。京都の人はこういった本は手に取らないんだろうな。
※ コメントは表示されないようになっていますが、書いていただければ私の方には届きます。
『京都タワーで朝風呂を』 カツヤマケイコ著 双葉社
2009年9月6日 第1刷発行 定価:本体1200円+税
『京都「トカイナカ」暮らし』 グレゴリ青山著 集英社インターナショナル
二〇一五年三月三一日 第一刷発行 定価 本体1000円+税
『しぶちん京都』 グレゴリ青山著 メディアファクトリー
2006年9月15日 初版第1刷発行 定価:本体1000円(税別)



コメント