初めて入る店が地下だったり二階だったりするとちょっと緊張するのは私だけだろうか。
 数日後に健康診断を控え無駄と知りつつアルコール摂取をやめていた昼下がりのことである。歩いていて歩道に立て看板があったので見ると「スパイス研究所」と書いてある。カレーならば大きな失敗はないと思い、食べることにしたが、入り口がわかりにくい。よく見るとビルをちょっと入った階段を上がった二階にあるのだった。2025.11.20スパイス研究所看板
 階段の上がり口に「MAD CHEFs B」という看板がある。「MAD CHEFs 」は立て看板にも書いてあった気がするが、「B」何だろう。お昼時だが割とすいている。店員はみな外国人だ。ランチメニューに「週替わりのMADカレー マッドシェフが作る特別なカレー」とあって心が動いたが、初めての店ではチキンカレーで味を見ることにしている。と言ってもそんなに味か分かるわけではないが。
 なかなか注文を取りに来ないなと思っていたら、店員と目が合った。どうやらスマホで注文するらしかったが、店員が注文を聞いてくれた。居酒屋などでは「スマホでお願いします」とかたくななところもあるがここは柔軟でよかった。
 辛さを選んだ後は、トッピングを三種類選べる。玉子はもうないという。となるとおすすめと書いてあるアルアチャとクチュンバーとサラダとなるだろう。ポテトサラダとナムルもやしとコーンでは「スパイス研究所」に来た意味がないではないか。アルアチャとクチュンバーがどんなものか知らないが。
 厨房の中が少し見えるテーブルに座ったので、ナンを伸ばしてたり窯に張り付けるたりしているところを何気なく見ていた。すると店員は、私が「早くしろよ」という目で見ていると思ったのか、「すみません。もうすぐできます。」と2回も声をかけてきた。そんな顔に見えたのだろうか。私は空腹には強いたちなのだが。
 やがて運ばれてきたプレートはナンもカレーもなかなかおいしい。アルアチャなどの三種はトッピングと言うより小皿だ。2025.11.20スパイス研究所飲み物もついて950(税込み)円。
 ちなみにアルアチャとは「アル」がじゃがいもので、「アチャール」がピクルスのような漬物を意味するらしい。クチュンバーは言ってみればインド風サラダだ。次はサラダをやめて玉子だな。
 「研究所」や「MAD」というと暗い中で白衣を着てグラム単位でスパイスを調合しているように思ったが、そんな感じは全くない。店内は客席はわりと広くとってあって落ち着けそうだ。この界隈を友だちと歩いていて、「カレーが食べたいな」と言われたら、ここを挙げるかもしれない。
 あとからネットで見ると夜はひと工夫ある料理もいくつもあるようで評判が高い。それに池袋や浜松町など系列のお店がいくつもあるようだ。
 思い出した。冒頭書いたようにあと数日は酒を飲まないことにしたのでこの日の夕食はカレーだった。


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