学生時代のMさんが退職した後に野菜を作っている。先日ビニールハウスの屋根の張り替えをするので手伝いが欲しいというメールが来たので、家人と週末出かけた。
 朝8時。作業が始まる前ぼんやりと畑を見ていたらトンボが二匹つながって飛んでいるのが何匹も見えた。交尾・産卵の風景だ。「赤とんぼ」というトンボはいないと前に何かで読んだ。アキアカネだろう。見ていると地面に貼られた黒いビニールシート、いわゆるマルチに尾をチョン、チョンと付けている。水が溜まっているところならわかるが、何もない2025.10.12赤とんぼとマルチビニールにチョン、チョンと何度もつけている。実際に産み付けているのか確認はしなかったが、そうなら卵の無駄になってしまう。
 近づいて写真を撮ろうとしても逃げてしまうだろうから、駄目を承知で立っている位置から撮ってみた。思った通り、拡大してもアキアカネははっきり見えなかったが、3ペア映っていた。驚いたのは肉眼で見たときは黒のビニールにしか見えなかったマルチが、画像で見てみると空を反射してまるで川の水面のように見えたことだ。アキアカネの目の構造がどうなっているかは知らないが、産卵したのも無理からぬ事かもしれない。
 のんびりしていたのはこの時くらいだ。Mさんに手順を教わりながらまずは補強のベルトを外し、古いビニールを取り除いていく。ビニールハウスがどのように組み立てられているのかまったく知らなかったが、ビニールシートを針金が波状になったスプリングで金属の枠に留めてあるのだ。ある程度雨や2025.10.12ビニールハウス風に耐えなければならないし、補修したり取り替えたりするときには外せなければならないわけだから、このような形が考えられたのだろう。Mさんによると三年は保つと思ったが、暑さのせいか二年でだいぶ傷んでしまったとのことだ。慣れない作業で指先が痛くなってしまう。それでも少しずつ要領が分かってきた。Mさんの知り合いの方も二人いらっしゃっていたので外しながら新しいビニールを取り付けるという具合にわりと早く進んだ。
 左の画像は側面を張り替え終わったところ。ここでお昼だ。作業をしている時はよく分からなかったが、こうしてみると当たり前だが、新しいビニールはきれいだ。お手伝いでも達成感がある。側面は内側がネットになっていて、ピラピラしているところはこの後ハイプを取り付けて巻き上げられるようになる。開閉可能で温度調節ができる。
 知らないことだらけだが、このビニールには裏と表がある。何層かコーティングして耐久性を高めてあるらしい。午後は一気に屋根のビニールを取り替えた。屋根から妻(建物の棟と直角の両側面をいうが,切妻造(切妻屋根)や入母屋造の屋根の側面の三角形の部分をさす場合が多い。
平凡社百科事典マイペディア)側の上半分(画像の色が古い箇所)は一枚で貼る。ビニールの真ん中にラインがありMさんが屋根の最上部に乗って位置を確認しながら広げていく。金属とは言え細い棒に人が乗れるとは思わなかった。
 妻のところはどうしても何カ所か折り目をいれて処理しなければならないのだが、これはなかなか上手くいかない。これからビニールハウスを見ると観察してしまいそうだ。
 気がつけば3時を回っている。扉の張り替えは明日IMG_5055やるとのことで今日のところは終了となった。今回はビニールを厚めの0,15mmのものにしたそうだ。商品説明によると耐久年数は5年とのことらしい。今年のような猛暑、酷暑の連続ではどうなるかわからないができるだけ長く使えることを祈りたい。
 暑さが続き、苗の生育もよくないそうだ。畝から伸びている苗もまばらである。
スーパーの中を歩けば値段が気になってしまうが、ゼロから商品にするのは簡単ではない。その当たり前を目にしないことが多い。
 作業の終わった後、ナス・ゴーヤ・空心菜などをいただいた。ゴーヤはまだトンネルの中で何本も成っている。ゴーヤのたくましさか、残暑のしつこさか。

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