胡椒餅というものを聞いたのは、実はパン屋さんに行ってのことである。それも京都のパン屋だ( 第184号 京都でサンドイッチあんぎゃ2 の巻 )。その時は朝にサンドイッチを買いにいったときのことで、胡椒餅は焼き上がるのがお昼だというので諦めた。
 台湾でよく見かけると言うが、台湾に行ったのはだいぶ前のことで屋台など見かけた記憶がない。
 台湾の「B級グルメ……ポビュラーなもの」(Wikipedia)を食べていないのは何とも悔しい。検索するとカルディや業務スーパーで売っているという。
 業スーは量が多くてお得だとテレビなどでよく紹介されるが、私にとっては色々な国、地域の食材を扱っていることが魅力だ。なるほど業スーならあるかもしれないと思った。近くの業スーに行ってみたがない。別の店に行ったがない。行ったことある業スーでも初めて行く業スーでも店舗に入ると無意識のうちに冷凍食品の中華コーナーに行くようになった。それにしても業スーの店舗が増えているのを肌で感じる。2025.01.19胡椒餅
 だいぶ前に見つけた。が、1個しかない。家でじゃんけんをして買ったものが食べるというのも悲しいので冷凍庫にずっと入ったままで胡椒餅探索は続いていた。そしてようやく先日都内の業スーで発見し、家族分買うことが出来た。
 胡麻がみっちりまぶしてある。外はパリッとして中はサクサク。香ばしい。中の肉はゴロゴロしていて歯ごたえがある。
 うまい。一個278円。こんなものなのかもしれないが、業スーの商品と思うと高く感じてしまう。製造は横浜の王府井である。
 さて、日本人はこれを見て「~~餅」と感じるだろうか。
 一般的な日本の人は「餅」という漢字からどんなものをイメージするかというと、白くて焼くと膨らむ、あるいはつきたてのものをあんこや大根おろし2025.01.19胡椒餅2に絡めたものを思い浮かべるのではないかと思う。
 手元の大辞泉には〘「もちい」の略で糯(もち)で作ったものの意〙とあり「糯米を蒸して臼でついて……」とつづく。つまりもともと糯で作ったもののことをいうのだ。続けて「糯」を引いてみると「…炊いたときに粘り気が多く、餅を作ることができるもの。」とある。ちなみに日中辞典で「餅」を引くと“年糕”,“黏糕”と出てくる。「餅」という字は出てこない。
 これは中国語を少し勉強したり中国に滞在したことがある人なら知っているのだが、中国語の“饼(bǐng)”は「小麦粉を用いて火を通した、平たく丸い」食べ物なのだ。日本の菓子メーカーも作っている月餅は焼き菓子だし、“煎饼”などは街角で焼いていて朝ご飯に食べながら歩いたりしている。ちなみに“饼干”というとビ2025.01.19胡椒餅パッケージスケットのことでこれ見ても“饼”という字の本来の意味のつながりを感じられるだろう。
 こんなことを書いていたら中国の街を“~~饼”を食べながら歩きたくなってきた。
 急に中国に行くのは無理でも、近くで焼きたての 胡椒饼を食べられるところはないだろうか。
 情報をお待ちしています。
  
  
 第184号 京都でサンドイッチあんぎゃ2 の巻   
 2023年05月14日


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