『不器用な愛』風間一輝著を少し前に読了。短編集のタイトルであり、『不器用な愛』という作品はない。いわゆるハードボイルドというジャンルに入る小説で登場人物も変わった人が多い。酒やたばこ、夜の街はつきものだ。出てくる人間はシンプルな言葉を使わない。それに直接伝えない。何か比喩めいた台詞を吐いて別れる。照れ屋なのかやせ我慢なのか、収められている作品全体に通底するものに「不器用な愛」とタイトルをつけたのは悪くないかもしれない。私は「シブいね」と思うが、こういう雰囲気は今は受けるのだろうか。
この本を読もうと思ったのは、何年か前に『男たちは北へ』という小説を読んで、作者の他の作品も読んでみたくなったからだ。『男たちは北
へ』は自転車で青森まで行こうとしている中年男が組織的陰謀に巻き込まれていくという話でとても面白かった。
著者の風間氏はもう1999年に56歳で亡くなっている。89年刊行の『男たちは北へ』がデビュー作だ。風間氏自身も自転車過ぎだったらしい。『不器用な愛』に入っている『国道四号線』という短編が『男たちは北へ』のスピンオフ的な作品だと何かで知って手に入れたのだった。
あんまり書くとネタバレになってしまうのだが、『男たちは北へ』は自衛隊が絡んでくる。職場に自衛隊経験者がいたので、ちょっと興味がわいてこの本を貸した。ほぼ無理矢理のような感じで貸したのだが、そのうちに異動してしまった。「読んだか?」と聞くのも気が引けていたのたのだが、忘れた頃の、ある月曜日に出勤するとデスクの上に本とチョコレートとメモが置いてあった。無理に貸したのに気を遣わせて申し訳なかった。
その後、メールでお礼がてら自衛隊についてちょっと聞いてみた。「九州方面出身の血気盛んな奴は、過激なこと考えてるやつもたまにい」るが、「自衛隊員は公務員なので、基本やる気ない」感じだそうだ。漫画でもあるような、マスコミに流れたら大問題になりそうな策略を本気で考えているいるような“青年将校”のような人物はそうそういないようだ。
さて、これを書いていてAmazonを開いていたら『不器用な愛』の中古品が、¥30,230 税込となっていてぶったまげた。年末にさっさと売ってしまおうと思っていたがやめた。
『男たちは北へ』 風間一輝著 ハヤカワ文庫 JA カ 6 1 ★★★★★
1995年8月15日 発行 2012年6月30日 五刷 ¥760+税
『不器用な愛』 風間一輝著 角川文庫 か30-2 ★★★
平成十四年二月二十五日 初版発行 ¥648+税
この本を読もうと思ったのは、何年か前に『男たちは北へ』という小説を読んで、作者の他の作品も読んでみたくなったからだ。『男たちは北
へ』は自転車で青森まで行こうとしている中年男が組織的陰謀に巻き込まれていくという話でとても面白かった。著者の風間氏はもう1999年に56歳で亡くなっている。89年刊行の『男たちは北へ』がデビュー作だ。風間氏自身も自転車過ぎだったらしい。『不器用な愛』に入っている『国道四号線』という短編が『男たちは北へ』のスピンオフ的な作品だと何かで知って手に入れたのだった。
あんまり書くとネタバレになってしまうのだが、『男たちは北へ』は自衛隊が絡んでくる。職場に自衛隊経験者がいたので、ちょっと興味がわいてこの本を貸した。ほぼ無理矢理のような感じで貸したのだが、そのうちに異動してしまった。「読んだか?」と聞くのも気が引けていたのたのだが、忘れた頃の、ある月曜日に出勤するとデスクの上に本とチョコレートとメモが置いてあった。無理に貸したのに気を遣わせて申し訳なかった。
その後、メールでお礼がてら自衛隊についてちょっと聞いてみた。「九州方面出身の血気盛んな奴は、過激なこと考えてるやつもたまにい」るが、「自衛隊員は公務員なので、基本やる気ない」感じだそうだ。漫画でもあるような、マスコミに流れたら大問題になりそうな策略を本気で考えているいるような“青年将校”のような人物はそうそういないようだ。
さて、これを書いていてAmazonを開いていたら『不器用な愛』の中古品が、¥30,230 税込となっていてぶったまげた。年末にさっさと売ってしまおうと思っていたがやめた。
『男たちは北へ』 風間一輝著 ハヤカワ文庫 JA カ 6 1 ★★★★★
1995年8月15日 発行 2012年6月30日 五刷 ¥760+税
『不器用な愛』 風間一輝著 角川文庫 か30-2 ★★★
平成十四年二月二十五日 初版発行 ¥648+税


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