週末にスーパーやホームセンターなどに買い物に行くことがよくあるが、時間帯によっては「昼ご飯どうするか問題」が発生する。何を食べるか、同乗している家人と意見が合わないと面倒だ。私は車を運転するのが嫌いではない。が、景色が良くて快適に速度が出せるところならいいが、町中を「どうする、どうする」と言いながら走るのは嫌なのだ。  
 こういう状態にならないためには、当たり前のことだが食べるところを決めておけばいい。が、これも「きっと混んでるよ…。」の一言から、出かける前から「どうする、どうする」状態に発展してしまうこともある。  
 今回はとにかく一度行ってみたかったという点で意見が一致し、出かけたのが浦和の「桃園」さん。「台湾から揚げとパイクー専門店 」と店の看板にも書いてあって気になっていた。駐車場はちょっと離れている。そんなに混んでいなかったのは幸いだ。ここはから揚げかパイクーのランチを頼むところだが、家人がパイクー麺を頼んだので私は魯肉飯ランチをチョイス。人と違うものを注文したくなるのだ。もちろん大勢で急いでいるときは別だが。から揚げは単品で頼んで楽しむこととする。
 魯肉飯は、載っている肉はただ甘2024.02.18桃園魯肉飯辛いだけでなく中華スパイスがさりげなく使われていて美味しい。小皿にタケノコのラー油で和えたものと高菜がついてきて、途中でご飯にかけて楽しむことができる。中国の普段の食事の食べ方のようで妙に嬉しい。から揚げには台湾コショウがついてきた。搾菜もよくあるいい加減に出した感じがなく美味しい。
 魯肉飯と今これを書きながらキーボードを叩いているが、「ルーロウハン」では出てこない。ろ、にく、はんと打っている。試しに「るーろーはん」と打ったら魯肉飯と出てきた。中国語だと「肉」は“ròu”と言うのでどうしても「ろう」と打ってしまうのだ。
 検索してみると、「滷肉飯」というのが本当らしい。「滷」の字がなかなかないので「魯」の字を使っているようだ。試しにパソコンを中国語入力にして“luroufan”と打ってみると“卤肉饭”が出てくる。中国語で魯肉飯を打つことなどなかったので知らなかった。繁体字なら“滷肉飯”だ。「魯」の字を使っているから春秋戦国時代の魯国と関係があるのだと勝手に推測したのか、山東省が発祥の地だとあるガイドブックに載って抗議が起きたこともあったらしい。一方、本場の台湾でも本部と南部では呼び名と指すものが微妙に違っていてややこしいようだ。
 魯肉飯は意外に奥が深いかもしれない。ともあれ、桃園さんの魯肉飯はおいしかった。サイクリング帰りのランチ候補がひとつ増えた。