8月の暑い日だった。ずっと暑かったのだが。
 たぶんお盆の頃だったろう。近くのビリヤニをやっているところに行くことにした。
 浦和越谷線から少し南に入ったところ。「イスラムカフェ ベンガルビリヤニハウス」さんだ。駐車場はあるが離れたところにあるのでお店の人に聞かないとよくわからない。
 メニューを見て、ビリヤニスペシャルにするというと、店主のおじさんが「イスラムスペシャル」にしたほうがいい、と言う。メニューの写真の春巻きみたいなものもサービスすると言う。まあ100円しか違わないし、ビリヤニが中心のセットに見えたので、じゃ、イスラムスペシャルで、とオーダー完了。
 お店の中は食材も売っている。バスマティライスやスパイスなど見た感じ安いようだ。バングラデシュ人である店主のおじさんがかなりフレンドリーであれこれ話しかけてくる。どこから来たのか、仕事は何をしているのかなどなど。「今月の二十何日だかに本場のシェフがやってくる。どんな料理も作れる。その時はここでパーティーをするといいよ。」と言う。大学ノートを出してきて、そのシェフが来ることが決まったらSMSを送るから予約できるように携帯の番号を書けと言ってボールペンを差し出してくた。見ると日本人の名前がたくさん書いてあるので、そんな危ないこともなかろうと書いておいた。ビリヤニの場合どうしても注文してから時間が掛かるのだが、早く食事をしたかった。私たちとの会話が途切れると電話をしたり、おそらくバングラデシュのものであろう、音楽を聴いたりしている。
 ビリヤニが来た。大皿に型に入れて盛られ2023.08.14イスラムカフェ ベンガルビリヤニハウスたビリヤニといくつかの料理。上の方にあるのはファラーフェルというものらしい。「spiceで味付けしたひよこ豆のコロッケ。中東のソウルフード」と書いてある。一番右にあるのはチュニジアンタジンというらしい。これはスペインオムレツのような感じか。春巻きのようなものは食べると味が似ていて違いがよくわからない。が、異国情緒は高い。サラダとスープ、マンゴージュース。これで1300円(税抜き)は見方によってはお得か。もれなくおじさんの話も付いてくるし。
 肝心のマトンビリヤニも辛さがほどよく、ライスの硬さもちょうど良くおいしかった。  
 さて、ひと月以上経ったが、それらしきSMSは今のところ受信していないようだ。