前号、前々号と野田市の話題だったが、実はサンドイッチと神社が目的だったわけではない。
 何かというと、以前工場の直売で買ったコーヒー豆が美味しかったので(第126号 コーヒー豆あんぎゃ? の巻)、直売以外ではどこかで常時売っているのかな、と「21世紀コーヒー」で検索したところ、生協の宅配で扱っていることがわかり、取り上げている2022.12.18いつもの珈琲ブログなどを見ていくと、かなり評価が高いことがわかったのだ。パルシステムの実店舗を探すと「生活協同組合パルシステム千葉のだ中根店」が見つかり、行ってみることにしたのだが、10時開店なので近くでモーニングを食べて、神社を散歩していたというわけ。
 「いつもの珈琲」という商品名。200gで374円。これは良心的な価格だ。帰ってきて飲んでみようと思ったのだが、実は豆がたくさんある。しかも翌週も年末セールに目がくらんでお高い豆を予約してしまっている。ないときはない。あるときはある。味を確認するのは少し先だ。
 
 さて、これを書いているのはコーヒー豆をもとめて野田に行ってから、もう一週間近く経ってしまった土曜日。今日の朝日新聞の別刷りBeのフロントランナーは安藤忠雄氏。81歳で胆嚢、胆管、十二指腸、脾臓、膵臓を摘出してしまっているとは思えない元気そうなご様子だ。インタビューのタイトルは「青いリンゴのまま走る」。
 文中の一節、「本当の幸せとは、光の下にいることではない。光を遠く見据えて、それに向かって懸命に走る。無我夢中の時間の中にこそ人生の充実がある。
 だから、『あれもおもしろい、これも面白い』と好奇心を磨いていけば、国や人の『老化』は食い止められるはず。」は心に留まる。その前には「想像力と好奇心を養い、よく考え、挑戦する勇気と自由な発想を持ち、忍耐力のある子供たちを育む一助になる環境を、責任ある大人としてできる限り提供する。」(朝日新聞2022.12.24(土)朝刊)とある。
 話は飛ぶが、よく少子化のことが話題になり、手当を増やすべきだとか育休の時間を増やすべきだとか議論される。もちろんそれらを議論していくことは大事だ。けれど頭の片隅で、私たち一人一人が「光を見据えて走」っていて、社会全体も未来に希望を持って精神が老いていないことが土台として必要なのではないかと思ったりする。