家を出たときの目的地は洋菓子屋さんと豆腐屋さんだった。
 先日、出張に行った際に見かけて気になっていたのだ。週末に妻と出かけた。せっかくなので、農産物の直売所を覗いたりした。最近はちょっと珍しい野菜もあったりして覗くだけでも楽しい。少し野菜を買って駐車場に戻ると11時半になっている。車に乗ってからふと「豆腐ラーメン」を思い出した。12時前ならまだ混んでいないだろうと思い、岩槻城址公園に向かう。
 地元でよく知られたラーメンとかご当地グルメを紹介するテレビ番組をよく見かけるが、昨年もそんな番組で扱われていた。実は、「豆腐ラーメン」は高校生の頃に食べたことがある。岩槻の友達に連れて行ったもらった。その後、大分経ってから、サイクリングに行って立ち寄ったことがあるが、それは別の店だ。忘れてしまったが駅近くの「蘭蘭」だろう。こちらは「とうふらあめん」と平仮名だ。
 今日は番組で紹介されていた、自分のまだ行っていない「レストラン大手門」の「豆腐ラーメン」を食べてみようというわけだ。城址公園の中の「さいたま市民会館いわつき」の一階にある。
 行くと、まだ11時台なのにテーブルが埋まっている。先に注文会計して番号札を受け取りテーブルで待つやり方だ。「豆腐ラーメン」は630円。IMG_3179安い。平打ち麺と書かれたものと2種類あるが、初めてなので、ここは普通のものを注文。そして餃子も追加。私は餃子好きである。餃子はショウガとにんにくの2種類から選べる。五個で450円。ラーメンが安いと感じた分、餃子は高めに感じたが、にんにくとショウガの種類があって手作り感が期待できる。
 今回は煮卵をトッピング。100円。
 運ばれてきたのは以前食べた記憶のあるのとはちょっと違う。以前食べたのは麻婆豆腐のような少し辛みのあるあんかけが載っていた。これは醤油の味付けだ。すすってみる。長く愛される味付けだろう。周りを見ると、しょっちゅう来ている地元の方たちと見受けられた。年配の方も多く、楽しそうに召し上がっている。
IMG_3181 餃子が来た。でかい。比較のためにラーメンどんぶりに載せて撮った。これは450円も納得。具もたっぷりでショウガが効いている。この次はにんにくも試したい。
 この時点でおなかが満たされてきた。まだ12時になっていないのだ。日曜だから朝食も遅めだったこともある。ラーメンは麺もたっぷりある。 
 そして、豆腐を食べようとするとどうしてもスープも飲んでしまう。私はラーメンを食べるならスープも飲み干してしまう。これは飢えていた学生時代からの習慣みたいなものだし、スープにもこだわりを持っている作り手へのリスペクトだと理屈をこねてもきた。しかし、健康診断の数値を気にするようになると、家人から白い目で見られるようになった。麺を食べた後に、残った豆腐や挽肉だけ食べ2022.08.22ラーメン大手門るのは無理な話だ。飲み干した。
 店内には、ウド鈴木の「鎖国メシ認定証」が貼ってある。この番組は見たことがある。今も放映しているのかな。おや?ここには「トーフラーメン」と書いてある。店先ののぼりには元祖とあり、各店が「豆腐ラーメン」とか「とうふらあめん」と表記を変えているのかと勝手に想像していたが、単にウド鈴木がいい加減なだけかもしれない。
 さらに店主の手書きと見られる「値上げしません」の張り紙。岩槻に対する強い愛が感じられる。こうやって頑張っている人がいるんだ。国葬なんてやるお金をもっとうまく使ってほしいよ。
 次は平打ち麺とにんにくの餃子だな。来て良かったという満足と、次の楽しみも増えて駐車場に戻る。
 帰り道にやはり以前少し気になっていた武蔵第六天神社に寄ってみた。車通りの多い道路から少しそれた細い道の奥まったところにあるのだが、そこだけちょっと違う空間のような感じがする。神社の裏手は元荒川だが、川ではなくて池のよIMG_3184うだ。
 神社の向かい側は昔から続いているような川魚のお店が三軒並んでいる。
 過ごしやすい気温の頃ならしばらく境内でぼーっとしていられるかもしれない。