わけあって卓球に興味がある。
卓球は中国にいた時学生に誘われてよくやっていた。大学に卓球場があって、一台1時間いくらで学生に貸していたのだ。実は、子どもの頃家に卓球台があった。親がその昔、上京したとき、勤めた職場に卓球台があって職場の娯楽だったらしい。それで何かのきっかけで卓球台を買おうと思い立ったのだろう、小学生高学年の頃だったか、冬のボーナスで買ったように覚えている。大学生の頃、サークルBOX(サークルの部室のことをそう言っていた)のフロアの空いたスペースで卓球台を借りて遊んでいたこともある。高校時代に卓球部だった先輩にはとても敵わないが、適当にやる分には子どもの頃やっていたので楽しめた。
中国にいたのは90年代初めで、娯楽が少なかった。今の感覚で言えば、ネットがあるのが前提で、情報も入るし、暇なことはないと思うだろう。今当たり前に使っているウインドウズは95年が元年だ。日本だって、その前は、コンピュータというのはプログラムを組む人が使うという感じだった。ネットなんていうと、そんなものを知っている人はいなかった。というわけで90年代前半の中国はテレビのチャンネルも放映時間も長くないし、音楽はカセットテープだし、と昭和感が強かった(信じられないかも知れないが日本の新聞を定期購読していた。3,4日遅れて届く。ひどいときは1週間。ひと月一万数千円だった気がする)。当時、現地にいた私と同年代の人の親が来ると、「懐かしい!」と言っていたそうだ。「昭和30年代はこんなだったのよ。」と街を歩きながら言っていたという。確かにいろいろと不便ではあったその頃の中国は、我々をいらいらさせることも多かったのだが、親の世代にとってはそれゆえにご自分の若い頃が思い出され、イライラもせずに楽しんで帰られたという話をよく聞いた。
今思ったのは、日本と中国では時代がずれて、卓球が庶民の娯楽だったということだ。先ほどの昭和30年代と呼応する。
その後の中国の変化のすさまじさはここで言うまでもない。卓球台は今でも大学にあるのだろうか。2008年の夏に中国東北部の大学に3週間ほど研修に行ったことがあるが、留学生楼に卓球台があり、すぐに“小卖部”でラケットを買って仲間と打った。考えてみれば、それももう15年前だ。
ラケットとラバーのクリーナーとケースをまとめて、定価1万6千円以上のセットを8000円で購入した。初心者セット、攻撃用と守備用と選ぶように言われたが、どう違うのかもよくわからない。ラバーがダメになる頃までどれだけ打つかわからないのだから、これで十分だろう。
まずは楽しむ。
“乒乓球”については次号で。
卓球は中国にいた時学生に誘われてよくやっていた。大学に卓球場があって、一台1時間いくらで学生に貸していたのだ。実は、子どもの頃家に卓球台があった。親がその昔、上京したとき、勤めた職場に卓球台があって職場の娯楽だったらしい。それで何かのきっかけで卓球台を買おうと思い立ったのだろう、小学生高学年の頃だったか、冬のボーナスで買ったように覚えている。大学生の頃、サークルBOX(サークルの部室のことをそう言っていた)のフロアの空いたスペースで卓球台を借りて遊んでいたこともある。高校時代に卓球部だった先輩にはとても敵わないが、適当にやる分には子どもの頃やっていたので楽しめた。
中国にいたのは90年代初めで、娯楽が少なかった。今の感覚で言えば、ネットがあるのが前提で、情報も入るし、暇なことはないと思うだろう。今当たり前に使っているウインドウズは95年が元年だ。日本だって、その前は、コンピュータというのはプログラムを組む人が使うという感じだった。ネットなんていうと、そんなものを知っている人はいなかった。というわけで90年代前半の中国はテレビのチャンネルも放映時間も長くないし、音楽はカセットテープだし、と昭和感が強かった(信じられないかも知れないが日本の新聞を定期購読していた。3,4日遅れて届く。ひどいときは1週間。ひと月一万数千円だった気がする)。当時、現地にいた私と同年代の人の親が来ると、「懐かしい!」と言っていたそうだ。「昭和30年代はこんなだったのよ。」と街を歩きながら言っていたという。確かにいろいろと不便ではあったその頃の中国は、我々をいらいらさせることも多かったのだが、親の世代にとってはそれゆえにご自分の若い頃が思い出され、イライラもせずに楽しんで帰られたという話をよく聞いた。
今思ったのは、日本と中国では時代がずれて、卓球が庶民の娯楽だったということだ。先ほどの昭和30年代と呼応する。

その後の中国の変化のすさまじさはここで言うまでもない。卓球台は今でも大学にあるのだろうか。2008年の夏に中国東北部の大学に3週間ほど研修に行ったことがあるが、留学生楼に卓球台があり、すぐに“小卖部”でラケットを買って仲間と打った。考えてみれば、それももう15年前だ。
ラケットとラバーのクリーナーとケースをまとめて、定価1万6千円以上のセットを8000円で購入した。初心者セット、攻撃用と守備用と選ぶように言われたが、どう違うのかもよくわからない。ラバーがダメになる頃までどれだけ打つかわからないのだから、これで十分だろう。
まずは楽しむ。
“乒乓球”については次号で。
コメント