前々回から『鳥の歌』について書いている。YouTubeを検索する際に「The song of the birds」を打ち込んだ。当然カザルスの動画や他のアーティストの演奏などがヒットするのだが、あれこれ見ている打ちに「キエフの鳥の歌 」という曲に出会った。もちろん「キーフの鳥の歌」と表記されているものもある。ウクライナの民謡らしい。日本語の歌詞もあって、歌声喫茶などでは結構歌われているようだ。(「歌声喫茶ってなに?」っていう人はこちら
 『
世界の民謡・童謡』というサイトによると、日本語の歌詞の作者は「JASRACデータベースでは「訳詞者」として登録されている」そうで、しかも、民謡と言うより歌謡曲らしい。こちら
 もともとのタイトルは《 знову осінь》という。“знову”は無理にカタカナで書くと「ズノールル」(カタカナで書いたりするのは私はよくないと思っている。Wiktionaryの音声を聞いてみてほしい。“осінь”は「オーシン」意味は“знову”が「ふたたび」で、“осінь”が「秋」なので、『また秋が来て』というタイトルでも紹介されている。
 どうやらオリジナルの歌手はこちららしい。

 これは確かに「歌謡曲」だ。60・70年代の日本の曲と言われたら、「へえ」と思ってしまうかも知れない。なんとなく日本人が好きそうなちょっと暗めのメロディーだ。ちょっとチェロで弾いてみたくなる。YouTubeの動画では二胡で演奏しているものもあった。

 最後にナターシャ・グジーさんという歌手がカザルスの『鳥の歌』をウクライナの民族楽器バンドゥーラを弾きながら歌っている動画をどうぞ。

 声も楽器だ。透き通る綺麗な歌声だ。
 バンドゥーラは「ウクライナの琵琶」とグジーさんは表現したそうだ。

 一刻も早く殺戮と破壊が止みますように。